ビットコインウォレットプロバイダーであるPhoenix Walletは、米国のアプリストアからの削除を予告しました。これは、Phoenix Walletの設立企業であるACINQが、米国におけるセルフカストディウォレットの規制を批判したことが発端となります。
Phoenix Walletの開発者であるACINQは、セルフカストディウォレットプロバイダーやLightningサービスプロバイダー、Lightningノードがマネーサービスビジネスとして認識されないことに失望を表明しました。この発言は、米国連邦捜査局の最近の発表が背景にあり、未登録の暗号資産送金業者との取引を警告する内容でした。
米国当局は、顧客認知手続きが不要なセルフカストディウォレットを、そのような送金サービスの主なタイプとして特に強調しました。このメッセージを受けて、ACIQNは2024年5月3日にPhoenix Walletアプリを米国のすべてのアプリストアから削除することを発表しました。
さらに、zkSNACKsも米国市民がWasabi暗号資産ウォレットなどの全製品とサービスへのアクセスを禁止しました。「米国当局による最近の発表」がその決定に影響を与えたとされています。
しかしながら、これらの自主的な撤退が、新興業界に対する明確な規制枠組みの欠如が常に批判される米国からの暗号資産ビジネスの大量流出を引き起こすかどうかは未だ不明です。
出典：2024/04/29 「Phoenix Wallet To Disable Services In the US – Here’s Why」 https://bitcoinist.com/phoenix-wallet-to-disable-services-in-the-us/
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