アメリカ司法省は、Tornado Cashの開発者であるRoman Storm氏が政府に対して提起した犯罪訴訟の取り下げ動議に反論文を出したと発表しました。
Roman Storm氏と共同創業者のRoman Semenwov氏は、人気のある暗号通貨ミキサープラットフォームの「開発、運営、プロモーション」に関与したとして、アメリカの検察官から資金洗浄、国際経済緊急権力法（IEEPA）の違反、無許可の送金業者として運営していたとの罪状で訴えられました。
これに対し、Storm氏はTornado Cashが送金業者として分類されることはできないと主張し、ユーザーの資金を一切取得していないという事実を持ち出して反論しました。しかし、司法省は金融犯罪取締ネットワーク（FinCEN）と米国憲法のセクション1960のガイドラインに基づき、送金業者が必ずしもユーザー資金を管理する必要はないと反論しています。
また、検察官はStorm氏とその共同開発者が2019年8月から2022年3月までの間にTornado Cashにおける特定のユーザートランザクションを管理していたと主張しています。これは、Storm氏が以前に開発者がミキサー上でのユーザーの行動にはほとんど影響を及ぼさないと主張したことを反論しています。
この訴訟は、web3開発者にとって重要な法的な闘いとなりつつあります。
出典：2024/04/29 「DOJ Counters Tornado Cash Developer’s Motion To Dismiss – Details」 https://bitcoinist.com/doj-counters-tornado-cash-motion-to-dismiss/
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