ポルトガルの国家データ保護委員会(CNPD)は、Worldcoinに対し90日間の生体認証データ収集禁止を命じました。これは目、虹彩、顔の生体データに適用され、調査が終了し最終判断が下されるまで有効です。
禁止命令の理由は複数あり、まず一つ目はWorldcoinが「メンバーの年齢を確認する仕組みを持っていない」ため、親の許可なく未成年者からデータを収集してしまったというものです。また、ユーザーに対する情報提供が不十分で、ユーザーが自分のデータを削除したり、同意を取り消すことができないという問題もありました。
CNPDは、一般データ保護規則(GDPR)が生体認証データと未成年者に対して特別な保護を提供しており、GDPRの基準に違反する可能性のある他の要素も指摘しました。これら全ての要素がWorldcoinに対する緊急の介入を正当化すると述べました。
一方、Worldcoinは不正行為を否定し、ORBを通じた未成年者の登録を許可していないと主張しています。また、ユーザーが自分のデータをより管理できるようにする「個人保管」モデルを新たに導入しました。
なお、スペインも同様の理由でWorldcoinに対して3ヶ月間のデータ収集禁止を命じており、生体認証データの収集は他の国の規制者からも懸念を呼んでいます。
出典:2024/03/27 「Portugal imposes 3 month data collection ban on Worldcoin」 https://cryptoslate.com/portugal-imposes-3-month-data-collection-ban-on-worldcoin/
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