リップルの最高技術責任者(CTO)であるデヴィッド・シュワルツ氏は、自動マーケットメーカー(AMM)機能がXRPの価格に影響を及ぼすかどうかについて自身の見解を述べました。これは、一部のXRPコミュニティメンバーから、新機能がXRPの価格を大幅に下落させる可能性があるとの懸念が出ていたことを受けたものです。
シュワルツ氏は、XRPレジャー上のAMM機能がXRP価格に大きな影響を及ぼすとは考えていないと述べました。新たな戦略がトークンの価格に影響を及ぼす可能性があることを認識しつつも、価格の変動性を収穫する戦略がXRPの価格の変動性を近いうちに減少させるとは考えていないとのことです。
彼はまた、リップルレジャー上のDEX取引活動が「XRP取引の海の一滴」にすぎないと説明しました。シュワルツ氏の主張は、XRPエコシステムのDeFi風景がまだ発展途上であり、イーサリアムやソラナなどに比べて遅れていることを考えると妥当です。
したがって、シュワルツ氏が示唆したように、XRPレジャー上のDEX取引量は、XRP価格の決定に重要な役割を果たすためには大幅に増加しなければなりません。新たなAMM機能は、2023年9月に導入されたもので、Rippledバージョン1.12が昨年リリースされたときに稼働を開始する予定でしたが、それは実現しませんでした。
なお、AMM機能の導入はまだ実現していません。シュワルツ氏は以前、アップグレードをRippledバージョン2.1に含めないと明言しました。その理由は、バリデーターが機能を実装するための十分な時間がなく、修正のブロック化のリスクがあるからです。したがって、AMM修正が行われる前に追加の1週間から2週間が必要となると述べています。
しかしながら、それ以降のアップデートはまだ提供されていません。現在、XRPの価格は約0.5544ドルで取引されており、過去24時間で約3%上昇していることがCoinMarketCapのデータから分かります。
出典:2024/02/28 「Ripple CTO Allays Fears Of XRP Price Drop When AMM Feature Launches」 https://bitcoinist.com/ripple-cto-xrp-price-amm-feature/
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